教師の勤務はブラックだと言われているけど、実際のところどうなの?中学校教師の私の1日をお伝えします。

中学校教員生活15年、Lynxです。最近、教員不足や教員の勤務時間や職務内容の改善などのニュースが増えています。そのようなニュースが増えてくると、働いている教員としては「もしかしたら仕事が少し楽になるかも」と期待をしてしまうプラスな要素だと私は捉えています。その反面、これから教員を目指している人たちにとっては「そんなに忙しいなら、他の仕事を探そう」と教員になる人が減っていってしまうのではないかと思います。色々言われている教員の働き方ですが、私の通常学級担任時代の1日の流れを紹介し、教員を目指している方は考えていただければと思います。

私の1日の流れ

5:00 起床

5:30 出発

6:00 学校到着。1時間半程度事務作業。

7:30 ライン引きなどの授業準備

8:00 登校指導

8:15 始業

8:30 朝の会

8:40 朝清掃

8:55 1時間目開始 12:45まで午前中の授業。

12:45〜13:15 給食指導 

13:20〜13:35 昼休み

13:40 5時間目開始 15:30まで午後の授業

15:40 帰りの会

15:55 部活指導

18:00 部活動終了 下校指導(冬場は17:00)

18:15〜18:30 休憩

18:30〜19:30 授業準備等

19:30 退勤

20:00 帰宅

20:00〜21:00 入浴 夕食

22:30 就寝

大まかですが、初任者時代から5年間はこのようなルーティーンでした。冬場は1時間早く帰っていました。生徒指導や保護者対応が入ると21時を回ることはありましたね。

なぜ朝早くの出勤なのか

理由は3点あります。

1 私自身、朝が強い

2 朝は頭がスッキリしていて仕事が捗る

3 朝からやらないと仕事が終わらない

1.2の理由はとにかく、朝が早い理由としては3番です。生徒指導主任をやっていた頃は週に1度の生徒指導委員会で生徒の情報交換、校則の見直しの資料の作成が時間を費やす仕事でした。生徒指導委員会の資料作成については、生徒に関わる内容なので仕方がないのですが、外部の調査(委員会等に提出する調査)が多く、大変でした。中には、「これは何のために必要な調査なのだろうか」と疑問に思う調査もありました。また、落ち着かない学校だと、放課後に生徒、保護者対応があるため、朝が仕事を進めるのに最適でした。

授業がない時間は?

私の場合、保健体育の授業を3学年を担当して、18時間(各学年週に3回保健体育の授業があります。5クラスの場合グループを2つに分けるため各学年3×2=6時間あり×3学年なので18時間になります)道徳、総合、学活で4時間。生徒指導委員会が1時間の合計23時間です。1日に多くて2時間、少なくて1時間の授業がない時間(空き時間と呼んでいます)があります。時間にすると、50分授業なので、勤務時間内に取れる自分の時間は100分です。連続して取れるわけではありません。

自分で時間を作らなければ仕事は終わらない

今回、お伝えしたのは、あくまで私の働き方です。副担任の先生や教科によってはもう少し空き時間に余裕のある先生もいらっしゃいます。学校は授業して生徒と関わっている時間だけではなく、事務処理の時間もあります。今後、学校がどのように変わっていくのかを期待しつつも、目の前の仕事を確実にやっていきたいと思っています。

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